政府が「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げてから早20年以上…。え?!20年以上?!
最近では新NISAも始まり、政府も蓄えているお金を投資商品の購入に回すための取り組みを、大胆かつ抜本的に進めています。
そして、株高やビットコインの最高値記録なども相まって、国民の中でも投資熱が高まっています。
しかし、そんな中で投資詐欺被害も相次いでいるとのニュースを見かけましたので、今回は手口が巧妙化する投資詐欺について、清水哲信が解説していきます。
投資詐欺の巧妙な手口を清水哲信が解説
投資詐欺の代表的な手口は、次の通りです。
SNS等を利用した投資勧誘詐欺。
複数の業者が存在しているように装って架空の商品を購入させる劇場型詐欺。
金融庁などの公的機関を装って架空の商品を購入させる公的機関装い詐欺。
過去に詐欺被害に遭った人に対して損失を取り戻せるとの謳い文句で架空商品の購入を求める被害回復型詐欺。
被害額数千万円以上?様々な投資詐欺実態
実際に、SNS利用投資詐欺被害に遭われた男性は、約2,940万円もの大金を騙し取られてしまったそうです。
詐欺師と知り合ったきっかけはInstagramで、かなり巧妙な手口だったためすっかり信じ込んでしまったとのこと。
日常的に利用するSNSにも危険が潜んでいます。知らない人からのDMには注意しましょう。
また、有名人を語る投資詐欺も増えており、経営者や専門家などの名前を勝手に使用した怪しい広告もネット上には見受けられます。
警視庁によると、2023年の投資詐欺全体の被害総額は約51億円で、前年より10倍以上増加しているとのことなので、益々注意が必要です。